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スプロケットあれこれ(撃沈編)

やられました!。
ホントは今回から本題に入る予定だったのに...。
でもこのままじゃダメだ!という事が良~~くわかりました。
・・・( ̄  ̄;) うーん

そもそも今回のスプロケット関連スレッドは、ウチのGUU子レベルが理解できる事を目標に、普通ならクド過ぎるるくらい、基礎の基礎から書いた「つ・も・り」でした。
でも結果は無残、あっけなく「撃沈」されました。
(T△T)

というワケで今回は少しあと戻りしますが、GUU子の疑問点を中心に、前回の補足編にしたいと思います。
今回からは性根を据えて、クドくなろうがバカバカしかろうが、GUU子に再質問されない事を第一目標に、龍角散の粉さえも石コロくらいに見えるほど、スーパーウルトラスペシャル微粉末になるまで噛み砕いて説明していきたいと思います。

事件が起こったのは一昨日です。
先日GUU子が、この前のスレッドを読みながら絶え間ない質問の集中砲火を浴びせてくるのを、私は更なる詳細説明で応戦しながら、完全に認識を誤っていた事を深く悟りました。
ε-(ーдー)ハァ~
GUU子のトライアル歴は石の上にも三年どころか、ドカッ!と長年座り続けた石が、疲労骨折でコナゴナに砕けてしまうほど圧倒的なトライアルの経験量を誇っています。
<(`^´)>エヘン!
その豊富なトライアル経験値に反して、ナカナカ成長を見せない人並み外れたライディングテクニックについては、まぁ見なかった事にするとしても、保安部品類の付け外し程度は目をつむっても?こなし、各種レバー類の交換や調整程度は鼻歌まじりだし
♪~( ̄ε ̄;)ゞ
エアクリーナー&クリーナーボックスやチェーン等のバラシ洗浄をはじめ、グリップ、ハンドル、スプロケットやリヤホイールの交換、クラッチをバラしてバリ取りなんて事までやっちゃいます。
部品の名前や役割なんかは耳タコで説明してきたし、見方や表現も色々変えて、壊れたレコードのように繰り返して説明してきました。
なのに、なのに....。
(ノ_-。)

スレッドを読んでいたGUU子は、早速私に聞いてきました。

・GUU子「ねぇねぇ、ここにある「回転力を送る側」っていうのは、リヤタイヤの事よねぇ?」ヽ(゚◇゚ )

・私   「はいぃぃ?(゚_。)?、そりゃリヤタイヤは回転力を送る側にはなるけれど、それは地球というか地面に対しての事でしょうが。それに大体そのスレッドは、そもそもギヤ全般というか、ギヤ比の一般形について書いてあるワケで、ドコにもリヤタイヤ限定の話にはしてないハズなんですけど?...」

どうも、回転力を送っているのは「明らかに目に見えて回転力を発揮している(リヤタイヤ)の事である」と勝手に脳内変換し、そこに至る「様々なチカラの受け渡しのプロセス」については眼中にないようで、どうやら「一般形」という概念が欠落しているみたいです。

サテサテ、エェ~っと、どう言えばGUU子に分かってもらえるかなぁ?
(~ヘ~;)ウーン

先ず「回転力を送る側(送るギヤ)」というのはリヤホイールに限った話ではなくて、あくまでも回転力を伝えようとする側、というだけの意味です。
たとえば、クラッチアウタギヤを回そうとする「プライマリードライブギヤ」も回転力を送る側だし、リヤホイールにのドリブンスプロケットを回そうとする「ドライブスプロケット」も、回転力を送る側にあたります。
「回転力を受ける側(受けるギヤ)」というのは、チカラを送る側が回転する事によって、一緒に回転させられてしまう方の事です。

(名称編)
実はギヤやスプロケット、又はベルトドライブのプーリーなどで、回転力を送る側の事を「原動車」と呼びます。動かす元になっているから原動車です。
そして、回転力を受け取る側は「従動車」と呼ばれます。原動車に付き従って動くので従動車です。
名称についてのハナシになったので、他にも名称についてもう少し説明しておこうと思います。
といいますのも、GUU子はドライブスプロケットとドリブンスプロケットが、ドッチがドッチか分からない様子だったんです。なんせGUU子曰く
「大きい方(小さい方)のスプロケットォ~」とか「前にある方(後ろにある方)のスプロケットォ~」ヾ(▽⌒*)キャハハハ
なんて表現を平気でしてきます。部品の名前なんかどうでもイイって事かよ?。
b(⌒o⌒)\(-_-;)オイオイ
これまで何度も名称を教え続けてきた私の努力は、どうやら全くムダだったようです。
<(;_ _)ノ彡☆バンバンバン!
なんだか泣きたくなってきました。
(T△T)

ドライブ(drive)とは「運転する」「操作する」「作動させる」といった意味を持つ他動詞で、自ら何かを引き起こそうとする能動形としての意味合いになります。つまり、自ら動こうとする意味があるワケです。
ドリブン(driven)はドライブの過去分詞ですから、受動態で用いられます。つまり受身を表しますので、「運転させられる」「操作される」「作動させられる」といった意味合いとなります。つまり、まわりから動かされるという意味があるワケです。

スプロケット(sprocket)とは、鎖歯車 (sprcket wheel)の事で、鎖(チェーン)を使って動力を伝えるように作られた歯車の事です。
つまり「ドライブスプロケット」と言うと、チェーン(鎖)を使って動力を伝えるための、原動車側(回転力を送る側)歯車、という意味があります。
「ドリブンスプロケット」は、チェーン(鎖)で「回転させられる」、従動車側歯車という意味になります。
例えばこんな事はありえませんが、何らかの理由でリヤホイールに直接動力原があり、リヤホイールが先に回転してエンジン側がそれに引きずられるように回転させられる構造だったとしたら、リヤホイールに付いてる歯車がドライブスプロケットとなり、エンジン側に付いてる方はドリブンスプロケット、と呼ばれる事になります。
決して歯車の大小や、取付位置の前後関係で部品の名前がついているワケではありませんので念のため。

最初の回転力が発生するクランクシャフトにつけられたギヤ(歯車)は、プライマリードライブギヤと呼ばれます。
プライマリー(primary)とは、「最初の」とか、「初期段階の」とか「初歩の」、といった意味です。つまり最初にドライブするギヤという意味です。
これに噛み合っているのがクラッチアウタギヤです。
クラッチアウタは、クラッチ全体の外側(outer)から各種のクラッチ部品を半内包しているクラッチの外殻で、そこに刻まれた歯車が、プライマリードライブギヤと噛み合って最初の回転力を受け取っています。

部品には色々な名前が付いてるので覚えるのが大変かもしれませんが、丸暗記するよりも意味をつかんだ方が忘れ難いし、知らない部品を扱う際も名前からある程度役割なんかを想像できて、都合が良い事も多いと思いますから、出来れば意味を考えるようにして覚える事をオススメします。

次に、ギヤ比の求め方についても、GUU子はなんだか怪しい状態でした。
ヘ(゚∀゚ヘ)アヒャヒャヒャ
「ギヤ比」ですが、数字の大きい方を、小さい方で割ればいいワケでありません。
必ず次のように求めて下さい。

「ギヤ比」=従動車の歯数(回転力を受ける側)÷原動車の歯数(回転力を送る側)

トライアルマシンに限らず、多くのエンジンは小さな送り側ギヤに対して大きな受け側ギヤを噛み合わせ、回転数を減速して取り出す場合がほとんどです。
そのため、結果的に大きくて歯数の多い受け側ギヤ数を、小さいな送り側ギヤの歯数で割るパターンが多くなる、というだけに過ぎません。
実は、トライアルマシンの5速や6速は、減速ではなく増速している場合もありまして、その時は当然送り側の歯数が受け側の歯数よりも大きくなります。
その場合でも「ギヤ比」の求め方はまったく同じです。

「ギヤ比」=従動車の歯数(回転力を受ける側)÷原動車の歯数(回転力を送る側)

で求めて下さい。
そうなると、割られる数より割る数の方が大きくなるので、求められた「ギヤ比」の値は当然‘1’を割り込んでしまい‘0.???’となります。
つまり、「ギヤ比」が‘1.000’未満の場合、その組合せによる受け側のギヤは速度アップしている事がわかりますし、‘1.000’を少しでも超える場合は、受け側ギヤが減速している、という事になります。
GUU子向けにまたクドくなりますが「ギヤ比」が‘1.000’丁度の場合は、送り側も受け側も、全く同じ速度で回転する事になります。

ちなみに、以前の愛車99モンテッサは、二次減速の各ギヤ比が次のようになっています。

二次減速比(99モンテッサ)
・1速(38/15)=2.533
・2速(32/15)=2.133
・3速(29/16)=1.813
・4速(27/25)=1.080
・5速(18/28)=0.643

ご覧の通り、1速から4速までは受け側ギヤで減速されていますが、5速だけは0.643となっており、1.000未満ですから受け側ギヤで増速されている事が分かります。

というワケで、とりあえず今回の補足編(撃沈編)はこれまでにして、次からはなんとか本題へ入りたいと思います。
果たしてGUU子は無事理解してくれるでしょうか?。
乞うご期待。

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