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スプロケットあれこれ(その2)

それでは今回も「あのGUU子でさえも理解できる」事を目標に、コナゴナに噛み砕いてスプロケットの話を進めていきたいと思います。
(^o^)/
前にお断りした通り、内容はGUU子レベルが対象なので、メンドクサイ人はテキトーに読み飛ばして下さいませ。

1.各変速ギヤ別での総ギヤ比

さて、前回までの(その1)や(撃沈編)などで書きましたが、前愛車99モンテッサの各減速比は次の通りでした。

(一次減速)
・クラッチアウタギヤ(歯数61)/プライマリードライブギヤ(歯数19)=ギヤ比3.211

(二次減速)
・1速(38/15)=2.533
・2速(32/15)=2.133
・3速(29/16)=1.813
・4速(27/25)=1.080
・5速(18/28)=0.643

(終段減速)
・ドリブンギヤ(歯数40)/ドライブギヤ(歯数10)=ギヤ比4.000

ここでミッションを1~5速の各ギヤにそれぞれ入れた時、一次減速から終段減速まで通した総ギヤ比は、どんな数字になるかを調べてみます。
総ギヤ比は前の説明で
 ・「総ギヤ比 = 一次減速のギヤ比 × 二次減速のギヤ比 × 終段減速のギヤ比」
でしたから、各変速ギヤ毎の総減速比は当然次の通りとなります。

(総減速比)
・1速の時 = 3.211 × 2.533 × 4.000 ≒ 32.533
・2速の時 = 3.211 × 2.133 × 4.000 ≒ 27.396
・3速の時 = 3.211 × 1.813 × 4.000 ≒ 23.286
・4速の時 = 3.211 × 1.080 × 4.000 ≒ 13.871
・5速の時 = 3.211 × 0.643 × 4.000 ≒  8.258

つまりギヤを1速に入れた時、ピストンが1往復(=クランクシャフト1回転)するとリヤホイール(=ドリブンスプロケット)が約32分の1回転し、ピストンが32往復以上すると、リヤホイールが1回転する事がわかります。
5速の場合ですと、ピストン1往復でリヤホイールは約8分の1回転、8往復以上でリヤタイヤが1回転する、という事になります。


2.スプロケットを変更する

さて、ここからいよいよドライブとドリブンの各スプロケットを変更する事について考えていきます。
以前99モンテッサに乗っていた頃に思ったのは、どうせ1速は全くといっていい程使わないんだし、3速はヒルクライムで吹けきって頭打ち感があるんだから、いっその事、1速が2速と同じスピードになればいいんじゃネ?、という事でした。
そこでモデルとして、1速が2速と同じ速度になるような終段減速の組合せを探してみる事にします。

① 目標とする終段減速のギヤ比を決める

モンテッサの場合、2速に入れた時の「総ギヤ比」は前記の通り、27.396でした。
今回の目標は、1速に入れても「総ギヤ比」が2速の総ギヤ比と同じ、27.396になれば良いワケですから、そのような終段減速の歯数を見つければ良い、という事になります。というワケで、

27.396(目標の総ギヤ比)
     =3.211(一次減速)× 2.533(二次減速)× ?(目標の終段ギヤ比) 
となり、これを変形すると

?(目標終段減速)=目標とする総ギヤ比(27.396)÷(3.211(一次減速)× 2.533(二次減速))≒3.368

となりますので、終段減速のギヤ比がなるべく‘3.368’になるような、ドライブスプロケットとドリブンスプロケットの組合せを探せばよい、という事になります。
この例のように1速を丁度2速と同じにまで持ち上げるといったパターンではなく、その中間的なセッティングにしたい場合、今のトコロはとりあえず、例えば目標とする総ギヤ比を1速と2速の中間に設定する、などして決めてみて下さい。
そしてこれは後から述べようと思っている内容なので、この段階ではまだ端折りますが、ギヤ比変更の目標値を、もっとリアルにイメージできる方法をあらためて紹介しますので、後ほどそれと併せて考えるようにして下さい。


② 入手可能な終段ギヤ比の組合せ表を作る

99モンテッサのドライブスプロケットは歯数10枚が標準ですが、11枚のモノも普通に入手が可能です。
ドリブンスプロケットについては有名なAFAM製などですと、歯数38枚から43枚のものが選択可能です。
またドリブンスプロケットの場合は、KOレーシングなどで車種や歯数を指定して、比較的安価にオーダーメイドで作ってもらう事も可能です。
というワケで、ドライブ側を10~11、ドリブン側はオーダーも想定して38~43+オーダー(37,44)とし、終段ギヤ比の組合せ表を書いてみる事にしましょう。

------------------
     |  ドライブSP  
     |(10T)  (11T)
------------------
 (37T)| 3.700     3.363 
ド(38T)| 3.800     3.454
リ(39T)| 3.900     3.545
ブ(40T)| 4.000     3.636
ン(41T)| 4.100     3.727
S(42T)| 4.200     3.818
P(43T)| 4.300     3.909
 (44T)| 4.400     4.000
------------------

さてこの中から、1速なのに2速と同じような総ギヤ比に最も近くなる終段減速
(ギヤ比3.368)の組合せを探してみると...。

ギヤ比3.368に一番近いのは、ギヤ比3.363を示しているドライブSP(11枚)、
ドリブンSP(37枚)の組合せとなります。
この組合せで総ギヤ比を計算してみると

総ギヤ比(新1速)= 3.211(一次減速)× 2.533(二次減速) × 3.363(新終段減速)
            ≒27.352

となります。
ノーマル2速の総ギヤ比は‘27.396’でしたから、この組合せによる1速の総ギヤ比‘27.352’とは、ほとんど同じといってもいいほど近い事がわかります。

AFAMの既製品で最も歯数の少ない38Tを使った場合でも

総ギヤ比(新1速)= 3.211(一次減速)× 2.533(二次減速) × 3.454(新終段減速)≒28.092

となり、目標値からはそれほど大きく外れてはいませんので、これでも充分なように思われます。


さて、少々長くなってきたので、今回はこのヘンで。
デハデハ次回をお楽しみに。

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