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スプロケットあれこれ(その5)

前回は、これまでのおさらいをやりましたが、多分GUU子も少しは思い出したんじゃないかと思うので、
今回から、また続きをやってみたいと思います。

前回までに色々検討した通り、99モンテッサの1速を2速相当にするには、ドライブスプロケットを11歯、ドリブンスプロケットを37歯にすれば良いことが分かりました。
でも1速はまぁ目的どおりで良いとして、じゃあ2速から5速にかけては一体どういう状態になっているんだろう?
なんて気になったりしません?。
というワケで、今回はそのあたりを確認してみたいと思います。
比較をするためには先ず、ノーマル99モンテッサと、スプロケットを37/11変更した場合の総ギヤ比をそれぞれ書き出す事から始めます。

(ノーマル状態)
  ・1速時   3.211 × 2.533 ×4.000 ≒ 32.533
  ・2速時   3.211 × 2.133 ×4.000 ≒ 27.396
  ・3速時   3.211 × 1.813 ×4.000 ≒ 23.286
  ・4速時   3.211 × 1.080 ×4.000 ≒ 13.871
  ・5速時   3.211 × 0.643 ×4.000 ≒  8.258

(新スプロケット時(37/11))
  ・1速時   3.211 × 2.533 ×3.363 ≒ 27.352
  ・2速時   3.211 × 2.133 ×3.363 ≒ 23.033
  ・3速時   3.211 × 1.813 ×3.363 ≒ 19.577
  ・4速時   3.211 × 1.080 ×3.363 ≒ 11.662
  ・5速時   3.211 × 0.643 ×3.363 ≒  6.943

新1速の検証は前回までに散々やりましたから、新2速の検証からしてみたいと思います。
先ず新2速ですが、できればノーマルの3速に近ければ良いと思うし、それならば間違いなく問題無いハズです。
そこで新2速と、ノーマル3速との比較検討をしてみましょう。
ここで早速、例の裏ワザを使います。
裏ワザは、( 基準とする総ギヤ比 ÷ 比較したいギヤの総ギヤ比 )でした。
というワケで、ノーマル3速の総ギヤ比を、新2速の総ギヤ比で割ります。すると...

  ・ 23.286(ノーマル3速総ギヤ比) ÷ 23.033(新2速総ギヤ比) ≒ 1.010

つまり、ノーマル3速が10m進む時、新2速では10mと10㎝進む事になります。20mなら20mと20㎝なのでノーマル3速で20m走る時、新2速の場合は20㎝だけ余計に走る事が分かります。
以前全日本で、100mはあろうかという長~いヒルクライムを走らされた事があるんですが、例えばそれでさえノーマルとの差はタッタの1m程度となります。これならたとえ仮に新2速を使っても、元々のノーマル3速とさえ全く差がありませんので、何の心配もなさそうですよね。
ここまでは新(1~2速)が、ノーマル(2~3速)と同じという保障が得られて安心しただけ、といったトコロです。
気になるのは新3速ですよね。
早速、新3速を調べてみましょう。比べる対象はノーマル4速では意味がありません。
99モンテッサは、1から3速までがセクション用としてギヤ比が接近していて、細かい選択が出来るいわゆるクロスミッションと呼ばれるものです。
4速はそもそも移動用で、いきなりギヤ比が離れるので1~3速といったセクション用ギヤとの比較対照にはかなり無理があります。
という事で、ノーマル3速と新3速を比べてみましょう。

  ・ 23.286(ノーマル3速総ギヤ比)÷ 19.577(新3速総ギヤ比) ≒ 1.189

つまり、ノーマル3速で10m走る時、同じ回転数なら新3速の場合11m89㎝走る事になりますので、約1m90㎝程度距離が伸びます。100mならプラス約19mとなり、ノーマル3速に比べると新3速は、約19%距離が伸びる事が分かります。
99モンテッサの3速全開で、頂上まで伸ばす為にカン高いエンジン音がストレスに感じていた人には、19%の伸びは結構良い感じになるのではないかな~、なんて気がします。
4速,5速はそもそも移動用で、セクションでの使用は関係ないのですが、まぁとりあえず比べてみる事にしましょう。
4速も5速も移動用なので、もし比較するとしたら次のパターンが考えられます。

①(新4速とノーマル4速)
  ・ 13.871(ノーマル4速総ギヤ比) ÷ 11.662(新4速総ギヤ比) ≒ 1.189
②(新4速とノーマル5速)
  ・  8.258(ノーマル5速総ギヤ比) ÷ 11.662(新4速総ギヤ比) ≒ 0.708
③(新5速とノーマル5速)
  ・  8.258(ノーマル5速総ギヤ比) ÷  6.943(新5速総ギヤ比) ≒ 1.189

新4速は、ノーマル4速に比べると約19%足が速いといえます。また新4速をノーマル5速と比べると、ノーマル5速に比べれば約30%足が遅いといえます。新5速とノーマル5速の場合は、新5速の方が約19%足が速いという事になります。
移動用のギヤは、おおむね約20%の距離の伸びとなるワケですから、たとえばツートラで満タン50kがギリギリだったマシンは、エンジン負荷を全く無視して距離の点だけを考えれば、かなり大雑把ではありますけど約60kは走れる事になり、プラス10kは距離が伸びる事になります。
まぁ、そんなにカンタンに話が進むものでもないのですが、それでもツートラなどでの足の伸びには大いに貢献するのは事実なので、ツートラ好きの皆さんはこのような数字をだして納得するのもまた良し、ではないでしょうか?。
はじきだした数字を知っていれば、長距離の際に安心感のよりどころとなりますし、実際問題として現実にOITTやイーハトーブではその高燃費に私は非常に助けられました。

さてさて、それでは今回はこのヘンにて。
またまた次回をお楽しみに~。

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