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スプロケットあれこれ(その8)

ウゥ~ん、やっぱしスプロケットやギヤ比の話って、数字ばっかで全然面白くないですよねぇ。
GUU子もとっくに飽きてる感じだもんなぁ。
それに、当たり前すぎて何を今さらって話ばっかですもんネェ。
というワケで、今回で終わります。
デハデハ最後のお話。

1.一次減速の計算は要らない

いきなりですが、(一次減速×二次減速×終段減速)で求められる総ギヤ比からは、クランクシャフト1回転(ピストン1往復)で動くリヤホイールの回転数がわかりました。
総ギヤ比が27.396なら、クランクシャフト1回転でリヤホイールは27.396分の1回転(ギヤ比分の1回転)といった具合でした。
スプロケット変更の際、対象が一つのマシンのみで良くて、別のバイクと比べたいワケじゃなければ、実は一次減速の事なんかどうでもよくて、二次減速と終段減速の事だけ考えてれば充分なんですね。
見た通り、一次減速の数値は条件によって変化するわけではなく、どの変速ギヤの時にも等しく影響する定数です。
全部の変速ギヤに同じ数値が掛けられ、平等にゲタが履かされているに過ぎません。
試しに一次減速のギヤ比抜きで、ノーマル1速をノーマル2速相当にするスプロケットの変更を考えてみます。

ノーマル99モンテッサ(二次減速×終段減速)
 ・1速ノーマル時 2.533 ×4.000 ≒ 10.132
 ・2速ノーマル時 2.133 ×4.000 ≒  8.532
 ・新1速     8.532(ノーマル2速相当)= 2.533(1速)× ?.???(終段)
  変形して    ?.??? = 8.532 ÷ 2.533  ≒ 3.368
つまり、終段減速のギヤ比が 3.368となるようなスプロケットの組合せを探せば良い事になります。

以前、一次減速から終段減速まで集計した総ギヤ比によって計算した、「目的とする終段減速」のギヤ比は次の通りでした。

  ・1速ノーマル   3.211 × 2.533 ×4.000 ≒ 32.533
  ・2速ノーマル   3.211 × 2.133 ×4.000 ≒ 27.396
  ・新1速  27.396(ノーマル2速相当)= 3.211(1次)×2.533(1速)× ?.???(終段)
   変形して    ?.??? = 27.396 ÷((3.211 × 2.533))≒ 3.368

つまり、一次減速の数値は無視しても、スプロケットの目標値設定はできるワケです。
でも(クランクシャフト1回転=ピストン1往復=エンジン1爆発)のとき、リヤタイヤは何回転するか?という風に考えた方が、基準位置がハッキリしますし、よりリアルにイメージできると思い、今回はこれで通してやってみました。理屈がわかった方は、一次減速を端折って計算した方が良いかと思います。


2.他のマシンとギヤ比を比べる

今、スプロケット変更を考えるにあたり、一次減速は特に考える必要は無いといいました。
しかしこれは、ある一つのマシンのみを考えるような、閉じた世界での話です。
他のマシンと比べてみたい場合などは、一次減速を外すワケにはいかなくなります。
マシンの機種が違えば一次減速も違いますから、機種間では定数ではなく変数となります。
だからやはり土俵を、ピストン1往復に統一してやらないと、他機種とは比べようがなくなるワケです。
そんな比較をして何か意味があるのか?と問われれば、私もはなはだ疑問、と答えざるをえません。
何故なら、エンジンの性格はそれこそ千差万別で、ピストン1往復の同じ土俵に乗せたところで、4stあり、2stあり、インジェクションにノーマルキャブ、トルクカーブや馬力曲線、ピークパワー等、性格の違うものばかりです。
ただ、ギヤ比を基準にする事で、そういったエンジンの個性が見え隠れしてくるのを楽しむのもまた、一興というものです。

ここまできて何ですが、実を言うと古い車種のデータしか持ってません。
でもまぁ、とりあえずやってみましょう。
更に言うと5速車も6速車もゴッチャなので、無いギヤの袖は振れないし、移動専用の高速ギヤを比べてもあまり意味がない、という事でとりあえず4速までで比べてみたいと思います。
厳密に言うと4速が移動用のマシンと、セクション用のマシンもあるんですが、そこはグレーゾーンという事で目をつぶって下さい。

(1速の遅い順)
TL200R                (48.840)
RS250T                (46.175)
TL125S(イーハトーブ)  (43.406)
TLM260R              (41.760)
00rev3(beta)         (39.827)
TL250                  (39.825)
TY125                  (38.671)
TLR260                (38.526)
TY250Z                (36.511)
TY250J                (32.600)
99モンテッサ             (32.533)
TLR200                (31.228)

4st軍団は軒並み遅いですネェ~。
4stマシンって、かなりギヤダウンしないと乗り難いって言われてたんですが、それを如実に物語ってるようですね。
でもその4st軍団の中にあって、全ての2st勢を押さえてブッチギリで先頭を走っている4stマシンがあります。
ナントTLR200です!。
速い!速い~!。何しろ他のマシン勢なら、たとえ2速に入れてもその半分は、TLR200のローギヤに全く歯が立たないほどに足が速いんですよ!。サスガは昔、私のTLR200が高速道路で「120キロを超えたような・気・が・し・た?」というのもダテではありません!。
いやぁ~今更ながら、あのマシンがドライブSPRの変更無しじゃ、セクションでデタラメに難しかった事があらためて理解できましたぁ~。
でもここで以外だったのが00rev3です。TY250Zのローより遅いってのにはちょっと以外でした。
ところで、99モンテッサのローって速いんですねぇ~、昔はキライだったけど今なら問題無いって思ったのはどうやら間違いじゃなさそうですねぇ。

(2速の遅い順)
TL200R                (41.514)
RS250T                (35.850)
TL125S(イーハトーブ)  (33.311)
TLM260R              (33.257)
TY250Z                (31.784)
TLR260                (31.302)
TY125                  (30.799)
TL250                  (30.452)
00rev3(beta)         (30.369)
99モンテッサ             (27.396)
TY250J                (24.720)
TLR200                (23.255)

ギヤ比30.000から35.000くらいが2速の標準みたいな感じですね。
相変わらず4st軍団は、遅乗りギヤのトップ集団を形成しています。しかし、その4st軍団の中にあって対極をなしているのがやはりTLR200です。相変わらず他の追随を許しません!。セクションでの乗り難さが輝いているようですね。
ところで、TY250Zの2速が以外と遅いですね。しかも1速とさほど離れてないし。
私は昔TY250Zにも以前乗っていて、当時はローとセカンドの選択を悩んだ挙句、もうドッチだってイイヤ~なんて事が結構あったのですが、この近さのせいだったんでしょうか?。
00rev3の2速は、1速の遅さに比べて今度は少し速い方に振ってきたようです。
それでもまだ99モンテッサやTY250Jより遅いようですね。それにしてもTY250Jの2速って、何でこんなに速いんでしょうか?。
当時友人のマシンは、そんなに速いギヤに感じなかったような気がするんですが?...。
多分スプロケットを変えてたんでしょうかね?。
一応ストリートマシンですから、ファイナルは自分でいじって勝手に下げなさいって事なんでしょうか。

(3速の遅い順)
TL200R               (30.827)
RS250T               (27.705)
TY250Z                (25.877)
TLM260R             (25.520)
00rev3(beta)         (24.906)
TLR260                (24.331)
TY125                  (23.465)
99モンテッサ              (23.286)
TL125S(イーハトーブ)  (22.730)
TL250                  (21.120)
TY250J                (18.294)
TLR200                (16.917)

遅乗りトップ2と全開ブッチギリは相変わらずですね。もう勝手にやってろ!って感じです。
ここでTY250Zがいきなりペースダウンして遅乗りグループに入ってきました。
どういった心境の変化でしょう?。
最初にスタートダッシュし過ぎたので、このヘンで電池が切たんでしょうか?。
00rev3はいつもコンスタントに真ん中グループにいるようです。
やっぱり優等生は何をやってもソツがない?って事でしょうか?。
   
(4速の遅い順)
TL200R               (26.041)
RS250T               (22.662)
TLR260               (19.690)
TLM260R             (19.200)
TY250Z                (19.149)
00rev3(beta)         (18.309)
TY125                  (17.783)
TL125S(イーハトーブ)  (15.676)
99モンテッサ              (13.871)
TL250                  (13.752)
TY250J                (12.468)
TLR200                (12.744)

遅乗りトップ2と先頭ブッチギリは、最後まで両トップをキープしてゴールインしたようです!。ってかコイツらはもうどうでもいいですけどね。
全体的にみていると、どうしても00rev3のバランスの良さが目につきますね。
可もなく不可もなく、常に真ん中付近をウロウロして常にドッチつかずの優柔不断さです。
やはりこれが世界に受け入れられる素養なのでしょうか?。
いきなりですが、ノーマル99モンテッサの4速(総ギヤ比 13.871)は、ハッキリ言って普通にはセクションでは使えませんでした。ただ、よっぽど条件がよければジャダー覚悟で使えないこともなかったです。
でも無理して4速使うくらいなら、3速で焼きつくくらいブン回した方がマシな感じかも?。
ノーマル99モンテッサの4速は、総ギヤ比が13.871ですが、スプロケットを変更して、1速分づつ速度アップした時、3速の総ギヤ比は19.577になります。その時は、長めのヒルクライムなどではかなり快適に感じましたので、やはり00rev3の4速(18.309)というのは、実に良い感じの設定のような気がします。
4st125ccの非力なエンジンでこのギヤ比はともかくも、2st250ccのハイパワーエンジンなら立派に使えるギヤだと思います。

さてさて、実はギヤの開き(離れ具合)についても書いてみようかと思ってたんですが、長くなると更に鬱陶しくなりそうなのでこれで終了です。
デハデハ~。

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