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チベット事件について思う

このところ、中国によるチベット人の虐殺や人権侵害が非常に深刻になっているようです。
あの中国様にコビ続け、中国様のご機嫌取りばかりしていたアサヒ系列のメディアでさえ、さすがに中国様を庇い切れなくなったのか、少ないながらもチベットでの事件を報道しているようです。
正直言ってかなり気が重いのですが、私もチベットに関する話を取り上げてみたいと思います。


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現在中国政府は、報道機関や外国人がチベットに入る事を一切禁止しています。
インターネットやメール等は中国政府によって遮断され、チベットへの主要道路は中国軍が封鎖していますので、現在のチベット情報のほとんどは、表向きには中国政府が検閲、操作したものしか得られない状況になっています。
それでも現地外国人や某国の衛星写真の分析(倒れた市民の状態まで識別できるそうです)、またチベット人から伝わる情報では、既に数百人以上が虐殺されたといったものや、読売新聞が得たところによると、中国政府がチベット人の家に一軒一軒押し入り、元政治犯や少しでも疑わしいものを片っぱしから激しく暴行、連行しているといった情報もあります。

中国政府はしきりに、「チベットは平静に戻った」とか「ダライラマの指示によるテロだ」などと発表しているようです。しかしそれが本当なら、今すぐ報道規制や立ち入り禁止を解除し、チベットの生の声を海外に発信できるハズですが、中国政府は絶対に情報公開しようとはしません。
中国政府の対応は、先日の毒ギョーザ問題の時と全く同じで、現場への立ち入り禁止と報道規制を徹底的に行い、現地偽装や口裏合わせを充分にした上でようやく、さぁどうぞ!と中を見せ、その後の追跡調査ができないように従業員を全て解雇,放逐するようなマネをしていては、まるで北朝鮮の外国人向け張りボテ都市であるピョンヤンと全く同じです。
これでは何の意味もないどころか、かえって国際的な信用を失墜するだけだと思います。

これまでチベットは、幾度も幾度も中国政府の横暴を受けてきました。
中でも、中国の現国家主席である胡錦濤は、チベットで民族浄化と呼ばれる虐殺、弾圧を指揮したことが、現在の権力の座につくきっかけでした。
チベット人のハラワタは今でも煮えくり返っているでしょうし、特に胡錦濤に対しては恨み骨髄ではないでしょうか。

そもそもチベット国は独立国としての歴史を長く歩んでおり、長年中国の属国だった韓国などとは違って、有史以来ただの一度も自ら中国領土であるなどと認めた事はありません。

チベット国は、国土の平均標高が約4500m前後もあるような天空の地で、酸素濃度も通常の約2~3分の1程度です。
したがってそこには当然、中国とは異なる独自の文化、言語、価値観が育っています。
国民は、隣り合うインドから直接伝来した仏教を厚く信奉しており、全国民の約2割が僧侶や尼僧といわれています。
国民生活も、仏様へのお祈りを切り離す事は不可能で、儒教を中心としている中国とはまったく異なる文化を持っています。
それを、中国内で「自治を許してやっている」とは非常におこがましい事であり、まったくもってお笑いぐさです。

そもそも中国政府は、今まで自分達がチベットにしてきた暴虐のかぎりをすっかり忘れてしまったのでしょうか?。
約50年前のチベット動乱で中国はチベットを侵略し、大規模な民族浄化を行いました。
チベットでは中国人による殺戮、強姦、破壊、強奪が繰り返され、15万人もいた僧侶と尼僧は、虐殺と強制的な改宗によって、1400人にまで激減してしまいました。
チベット国民の尊敬を集める僧侶達は、中国人の手によって大きな仏像にかけられたロープの重みで絞首刑になっています。信じ難いほどバチ当たりな方法で僧侶達を殺した中国人は、なおも仏様を信じ続けようとするチベット人への見せしめとして、この絞首刑を公開処刑で行っているのです。
ある尼僧は棒状の電極を性器に入れられ、5万ボルトの電気によって感電死させられたたあげく、裸のまま路上に捨て去さられています。
別の尼僧は衆目の中で全裸にされ、沢山の飢えた犬をけしかけられて全身を噛まれる拷問を受けています。
僧侶以外の一般民衆も過酷な強制労働によって、過労死する者や自殺者が続出しました。
チベット人が民主化や独立を表明しようものなら、すぐに中国人(漢人)に連行され長い拷問にさらされました。
しかも、「中国人の血によって民族浄化してやる!」という傲慢な考えのもと、チベット人の男性は「強制断種」と言って、まるで生体実験のような手術で次々に生殖機能を断たれました。
チベット人の女性は「強制交種」と言って、強姦や強制結婚が行われ、チベット人の血筋を絶つ政策が行われてきました。
当時は多くの子供たちが親から無理やり引き離されて散り散りとなりました。
現在の学校教育でも、「仏教否定」の教育が行われています。
家庭では仏教によって無益な殺生が禁じられたチベット人の子供に対し、中国人の教育カリキュラムによって「殺生の実践」という宿題が出され、自ら殺した生き物を持参させて点数を付け評価するという、なんとも中国人らしい残酷な教育が押し付けられています。
これまでに中国人によって虐殺されたチベット人の死者は、既に軽く100万人を超えるとさえ言われています。
めぼしい土地や建物は中国人があらかた奪い取り、制度上も中国人(漢人)が優遇され、チベット人は今でも現在進行形で弾圧され続けています。

これほど迫害され続けても、いや迫害され続けているからこそチベット人による抵抗運動はしばしば起こっており、その度に中国人による圧倒的な軍事力をタテにした暴力による圧殺事件が続いています。
今回の事件も中国はプロパガンダやねつ造報道によって火消しに躍起なようですが、どれほど中国が空っとぼけようと、これまで起こしてきた実績が全てを物語っています。
チベット人と中国人のどちらの言うことが信用できるかは、火を見るより明らかです。

チベット国(中国内の自治区とは言いたくありません)に限らず、新疆ウィグル族もふくめて、中国ではいよいよ矛盾が抑えきれなくなっているようです。
中国の崩壊は世界的にも大きな混乱や影響を伴うとは思いますが、台湾や香港、上海の影響による国家の分割、民主化の波がくる日も、意外と近いのかもしれませんね。

ところでそういえば、普段「人権問題」を主張する皆さん方は、どうしてこんなに静かなんでしょうか?。
中国や韓国の軍艦が入港した時には何の抗議もしないクセに、アメリカの軍艦が入港した時だけは狂ったように騒ぎ立てる「9条の会」や「社民党」は、今回のチベット事件に関していまだになんの公式コメントも出していません。
イージス艦と漁船の件は自衛隊の怠慢であり、確かに言い訳もできない失態ですが、あくまでも事故でした。
今度のチベットの事件では、生身のチベット人の列に中国の装甲車が故意に突っ込んで人々をなぎ払っており、武器を持たない人間に向かって発砲さえしています。

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これは、中国政府が中国国民とみなしているチベット人への、明らかな殺意を持った殺人行為ですよ?。
イージス艦の寝ぼけたバカな自衛隊員が、ボンヤリしていて漁船を沈めてしまったたのとはワケが違います。
天安門事件の時、治安維持だとうそぶきながら、武器も持たない学生を戦車で平気で踏みつぶし、血だらけの肉片に変えてしまった中国政府のやり方を思い出します。
不戦平和がモットーの「9条の会」や「社民党」、その他胡散臭い市民団体は、今こそ声高に叫ぶべきではありませんか?。
自衛隊の「事故」や「失態」の時でさえ、「自衛隊は民間人を殺す殺人集団だ!」などと狂ったように叫んでいたのですから、今回明らかに市民に向けて発砲した中国軍には、あの程度の気勢で済ますつもりではありませんよね?。
また、アメリカ兵に強姦されたと言っていた、売春絡みで補導歴まであるような中学生少女を庇って、いまだにアメリカ兵を糾弾する運動を続けているようですが、そんなヒマがあったら、さっさと中国大使館に抗議し、チベットに乗り込んでチベット人を保護する方が先ではありませんか?。
自分だけが理想とする妄想世界に引きこもり、現実からは目をそむけるエセ平和主義者の正体まで、今回のチベット事件では明らかになったようです。

ともかく、一刻も早くチベットが中国の恐怖政治から解放され、自由と平和が訪れる事を祈らずにはいられません。

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コメント

中国人が儒教を信奉していたら、礼を重んじ和を尊び、平和な国家になっていたんじゃないかなあ?
精々民間は現世利益的な道教であり(実は老子の道教はそんな浅はかなものではないのだが)、
共産党の信じるのは無神論のマルクス主義でしょう。
人間の精神と言うものは存在せず、ぜんぶ唯物論で切り捨てる。
だから、体制に逆らう民衆(「民」という文字は奴隷を意味する)は、破壊しても良いと言う考え方。

今の日本でも「なんで人を殺しちゃいけないの?」と、疑問を呈する大バカがうようよわいてきているように、
唯物的な小皇帝が何をとちくるうか、想像にかたくない。

で、「9条の会」も「社民党」も、中国の工作員の塊と言ってもいいくらいの団体じゃないですか〜。
というか、日本の政治家って、ほとんど傀儡か工作員みたいなんですけど〜

投稿: 練習菌 | 2008年3月18日 (火) 22時59分

>練習菌さん
儒教って、そもそも様々な「徳」を高めることで、家族関係や主従関係、年長者を敬ったりと、人との関係に一定の規律をもって維持、安定することを教えたものですよね。
でも中国では漢の頃の昔から、民衆を効率よく支配するために、主従関係に偏って「儒教」を都合よく利用してきただけだと思います。
そういう意味で中国人の言う儒教は、孔子の教えを都合よく利用した「腐れ儒教」とも言えるでしょうね。
中国では儒教が盛んな時代は仏教が衰え、仏教が栄えると儒教が衰退したと聞いています。
そして仏教が栄えた時代ほど、皇帝の権力が弱まって中国が分裂してきた歴史がありますから、一党独裁にしがみつく現在の中国共産党は、チベットやダライラマの信奉する仏教を絶対に容認するワケにはいかないのでしょうね。

>で、「9条の会」も「社民党」も、中国の工作員の塊と言ってもいいくらいの団体じゃないですか~。

激しく同意、あと自民や民主の腐れ売国議員とかね。アノ共産党の方が、よっぽど筋が通ってブレがないですもん。
しかしよくこれで国として成り立っている、と思う事がしばしばです。
ヤレヤレ。

投稿: MUU | 2008年3月19日 (水) 08時23分

チベット事件のまとめガイドラインwiki
http://www8.atwiki.jp/zali/
現在進行中で起きているチベットの事件
(一方からの見方ではチベット虐殺、
もう一方から見ればチベット暴動)の
ニュースソース、関連スレ、ガイドライン、
関連画像、リンク、ネタなど等を収集するwikiです
できるだけ中立の意見で記事をまとめてあります
関係ありそうなところに転載してください

投稿: zali | 2008年3月20日 (木) 23時27分

ドロップインこけてる?

投稿: 練習菌 | 2008年3月20日 (木) 23時51分

zaliさん、はじめまして。
了解しました。
この手のものを載せてもよさそうなトコロにあたってみます。
今後もヨロシクです。

投稿: MUU | 2008年3月22日 (土) 08時43分

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